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6月21日は大子町の伝統行事中田植。

当サイトスタート時から取材をしている大子町下野宮地域の伝統行事中田植(ちゅうだうえ)。

今年も6月21日(水)夏至の日の開催。

前日の20日は18時から前夜祭、

当日は9時から朝市、10時から中田植、お昼には無料で豚汁とお餅がふるまわれます。

初めての方も、リピートの方も、たくさんの方のご来場をお待ちしております。

 

以下は昨年(2016年)のレポートです!

 


先日ご紹介した、大子町下野宮の伝統行事「中田植(ちゅうだうえ)」に今年も行ってまいりました!

 

2015記事はこちら。

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前日の宵灯籠。

昨年はどしゃぶり。

今年もあいにくの天気かと思いましたが、夕方には上がりました。

雨でしっとりとした雰囲気も幻想的でしたが、

宵灯籠の明るさがより際立っていてきれいです。

 

さて、中田植当日。

 

by daigo-omiya.com
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ご存じない方、

中田植(ちゅうだうえ)とは?

中田植の起源ははっきりしませんが、近津神社では重要な行事の一つであるお枡廻しの開始を建久2年(1190年)と伝えており、中田植も同じ頃から始まったのではないかと考えられています。

太陰太陽暦(旧暦)では、夏至は「五月中」にあたり、中田植の名称は、田植祭が夏至の日に行われることに由来します。かつては、この日を目標に田植を終わらせ、ご馳走を作り、家族揃って近津神社に参拝に行きました。中田植は、田植が無事に終了し、田の神に感謝する「早苗饗(さなえぶり)」でもあり、農繁期における大切な休日でした。

中田植当日は、苗取歌と田植歌の奏楽、15名の早乙女による田植えが行われ、当日の境内でははしかくぐりなどの風習も残っています。

平成25年12月には中田植保存会が発足し、同26年9月24日に「近津神社の中田植」として大子町指定無形文化財の指定をうけました。

中田植パンフレットより引用

 

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はしかくぐり。

神馬のおなかの下をくぐらせ、寒竹をくわえさせると、はしかよけ、はしかがかるくなると言われています。

中田植前、たくさんの人がくぐってました。

 

気がつくと境内に人があふれています。

今年初参加のカメラマンスタッフもびっくり。

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いよいよ登場です。

 

そして神饌田(しんせんでん)へ移動。

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苗取歌、田植歌とともに、田植の始まりです。

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神饌田のまわりにはたくさんのひとだかり。

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一糸乱れぬチームワーク。

 

田植歌です。

1.保内よいとこ 近津の宮の

神のおかげで 民草(たみくさ)ゆだか

2.水戸の殿さま 奉納田の

今日の御田植 晴着の裳裾(もすそ)

3.家内安全 心願成就

歌もうれしく 声ほがらかに

4.無病息災 御家は繁昌

御礼参りの 手苗は下りる

5.天地和順で 五穀はみのる

秋の初穂に 社もゆだか

 

中田植パンフレットより

 

テンポよく、リズミカルに苗を植えていきます。

今年も無事終了です。

 

この「無事終了した」ということが、農村の行事では大事なのではないでしょうか。

 

毎年毎年お米が手に入るのが当たり前のように思っている私たち。

でも、

日照りがつづくこともあれば、大水もある。

季節は当たり前にめぐってくるものではありません。

 

農業技術の進んだ今とて、

福島の原発、熊本の地震、県西の水害、

つつがなく収穫を迎えられるとは限らないのです。

 

毎日の食べ物をありがたくいただき、

秋の収穫、

そしてまた来年の中田植がとどこおりなく行われることを祈っています。

 

DATA

・近津神社の中田植(ちかつじんじゃのちゅうだうえ)

・大子町下野宮近津神社

・夏至の日の前日および夏至の日